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1.どのように税理士を探すのか?
これから開業される方や、すでに開業をしているが税理士へ依頼したいとお考えの方は、どの税理士へ依頼すれば良いか悩まれていると思います。我々の業界では、一般的に紹介によりご契約を頂くケースが多いのですが、お知り合いの方に税理士と付き合いのある方はそう多くないかと思われます。
そのうえで、インターネット等で検索しても、数多くの税理士にヒットするものの、どの税理士へ依頼すべきか迷われているケースが多数を占めているのが現状です。
2.はじめて税理士を探す際の不安
税理士と接したことの無い方からすれば、最初は戸惑うかもしれませんが、次のような場合には、相談を受けることができません。
- 他人(税理士)に対し、あまり具体的な相談はしたくない。
- 他人(税理士)に対し、お金や財産の詳細を開示したくない。
- 他人(税理士)に対し、大事な資料(会社資料や個人資料)を預けたくない。
お気持ちは解りますが、これらを具体的に開示頂けなければ、誤った回答となる可能性があります。税理士は税理士法により守秘義務が定められていますので、他人に対し、業務上知りえた内容を話すことは絶対にありませんし、私自身特に気を付けております。
3.税理士へ依頼する際のポイント
したがって、税理士は機密情報を扱うからこそ、信頼の置ける税理士へ依頼する必要があります。そこで、税理士へ依頼する際の一助になればと思い、以下にそのポイントを挙げておきます。
(ア)問い合わせをした際の雰囲気をどのように感じたか?
気になる税理士事務所があれば、とりあえずお問い合わせ下さい。問い合わせ自体は自由ですので、ご確認したい内容等をどんな些細な事でもご質問頂ければ結構です。
その際、問い合わせ内容に対し的確な回答を得られたか?その問い合わせに対する対応は誠実さを感じたか?につきご確認下さい。
(イ)実際に面談した際の印象をどのように感じたか?
実際に税理士へご依頼頂く際には、税理士と面談のうえ具体的なご依頼内容や報酬等の打ち合わせをしなければなりません。その面談では税理士の雰囲気等がご自身と合うのかをご確認下さい。
この部分は非常に大事で、明らかに性格が合わない、考え方が理解できない等、人間的に合わないと感じれば契約しない方が良いです。この人ならしっかり対応してくれそうだと感じた方へご依頼下さい。
4.税理士へのはじめての依頼について
はじめて税理士を依頼する場合には、結局のところ、人と人との付き合いのため、性格が合いそうだと感じれば、まずはそれで結構かと思います。税理士と付き合う中で、お互い信頼関係を構築できれば、それは成功だと言えます。